『Dr.STONE』に憧れた小4の自由研究を、AIと一緒にやってみた
自由研究のネタが決まらず困っていた、小4の息子を持つ我が家。
息子が漫画で見た「片栗粉の実験」をAIと一緒に進めたら、自分で考えて広げる研究になりました。
教えてもらうだけじゃなく「一緒に考える」道具として使えたので、正直に記録します。
自由研究のネタをAIに手伝ってもらった(相談編)
毎年やってくる自由研究。今年もまた「何にする…?」で親子そろって固まっていました。
😥 STEP1 私が抱えていた悩み
正直に言うと、スタート地点でつまずいていました。
- そもそもネタが決まらない
- 親(私)も理科に詳しくなくて、聞かれても答えられない
- 図書館で本を借りても、息子がいまいち食いつかない
そんなとき、息子が漫画『Dr.STONE(ドクターストーン)』を読んでいて、急に目を輝かせました。
作中で片栗粉をこねて即席の防弾チョッキ代わりにし、銃弾から身を守るシーンがあって、そこに大ハマり。
「これ、おもちゃの銃で試したい!」と言い出したんです。
きっかけは漫画。でも「自分でやりたい」と言ったこの瞬間を逃したくなくて、まずAIに相談してみました。
🤖 STEP2 AIに聞いたこと
息子の言葉をそのまま、AIに投げてみました。
👩 私
漫画ドクターストーンで片栗粉をこねて即席の防弾チョッキ代わりにし、銃弾から身を守るシーンがあったの。
これをおもちゃの銃で試したいらしいんだけど、この原理を小学生がわかるように説明してくれる?🤖 AI
これは「ダイラタンシー現象」といいます。
人ごみで例えると分かりやすいですよ。ゆっくり歩く人は、まわりの人がスッとよけてくれるので進めます(=ゆっくり押すとドロドロ)。
でも急に走ってぶつかると、人とぶつかって前に進めません(=急にたたくと固くなる)。
片栗粉と水の粒も同じで、急な力が加わると粒どうしがぶつかって固くなるんです。👩 私
おもしろいね!これの作り方を教えて。🤖 AI
片栗粉2に対して水1くらいが目安です。
少しずつ水を足して、握ると固まり、力を抜くとドロッと溶けるくらいが成功の合図ですよ。
(※しくみのイラストも作ってくれました)
「人ごみの例え」が本当に分かりやすくて、息子が「あ〜なるほど!」と一発で理解したのが印象的でした。

📋 STEP3 AIの回答(まとめ)
3往復くらいで、自由研究の骨組みがほぼできました。このあと聞いたことも含めて、要約するとこんな感じです。
- 現象の名前はダイラタンシー
- 作り方は片栗粉2:水1が目安
- 比較実験のアイデアも提案してくれた(ソフトガン実験・風船でボールを作る実験)
- さらに「断定ではなく予想として書く」という、科学的なまとめ方のアドバイスまでくれた
最後の「予想として書く」が、後でじわじわ効いてきます(H2-3でくわしく書きますね)。

▼ コピペ用プロンプト(そのまま使えます)
お子さんが何かに興味を持ったとき、これに当てはめて送るだけでOKです。
子どもが○○に興味を持っています。
小学○年生にわかるように
①しくみ
②家でできる実験
③自由研究のまとめ方
を教えてください。
実際にダイラタンシー実験を親子でやってみた(実験編)
骨組みができたら、あとは手を動かすだけ。ここからは息子が主役です。
📷 STEP4 実際にやってみた
AIが作ってくれたイラストを見ながら、順番に進めました。
- しくみを理解(人ごみの例えイラスト)
- 作り方どおりに作成(片栗粉2:水1)
- ソフトガンで衝撃を確認してみる
- 風船に入れてボールを作る
- 2日間、変化を観察して記録
「握ると固いのに、手を開くとドロッと溶ける」——この感触に、息子は大興奮でした。
⭐ STEP5 結果・やってわかったこと
2日間やってみて、たくさんの発見がありました。
✅ よかったこと・発見できたこと
- 握ると固くなり、力を抜くとドロドロに戻る感触を体感できた
- 戻る瞬間に冷たく感じることを発見
- こぼれても、素早くつかむと塊のまま拾えることが分かった
- 2日目には、スクイーズのような感触に変化していた
- 息子が自分から「握って、溶ける瞬間に冷たく感じるって!」と発見を報告してくれた
⚠️ うまくいかなかったこと
- ソフトガン実験では、「衝撃をどれくらい吸収できたか」までは判断できなかった
- → 「ちゃんと比べるには、もっと条件をそろえた比較実験が必要だね」という結論になった(これも立派な研究の成果です)
💡 私が実際に使った片栗粉や、自由研究のまとめに使った道具はこちら
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うまくいかなかった部分も「失敗」ではなく「次の課題が見つかった」と捉えられたのは、AIが最初に「予想として書こう」と言ってくれていたおかげでした。

自由研究でAIに「手伝ってもらいすぎない」使い方
ここが、今回いちばんお伝えしたいことです。
AIは便利ですが、使い方を間違えると「子どもが自分で考えなくなる」と感じた場面もありました。我が家なりに気をつけたことを、正直に書きます。
AIは「答え」ではなく「問いを広げる相棒」として使う
① まとめ表やイラストは”補助”として使う
AIはきれいなまとめ表やイラストをすぐ作ってくれます。便利だけど、全部それで埋めてしまうと「子どもがやった研究」ではなくなってしまう。
なので、イラストや表はあくまで補助にして、中身の言葉は息子に書かせるようにしました。教えてもらいすぎると、自分で考える力が育たないと感じたからです。
② 予想は子ども自身に書かせる
実験中、息子が「水分が抜けて固くなったのかも?」と予想しました。それをAIに伝えると、「まだ断定はできないですね」と科学的な姿勢で返してくれたんです。
答えを教えるのではなく、「決めつけずに考えよう」と促してくれる。この距離感が、子どもの「自分で考える」を守ってくれました。
③ 状況を伝えると、研究が広がる
実験の途中経過(「冷たく感じた」「2日目で硬さが変わった」など)を伝えると、AIは「じゃあ次はこうしてみたら?」と提案してくれました。
答えを渡すのではなく、次の一歩を一緒に考えてくれる感じ。おかげで研究がどんどん広がっていきました。
つまり、「教えて」ではなく「一緒に考えて」と使うと、AIは最高の相棒になる——これが今回の一番の学びです。
まとめ
『Dr.STONE』きっかけで始まった自由研究は、AIと一緒に進めたことで「自分で考えて広げる研究」になりました。
- AIにしくみを子ども目線で説明してもらう → 食いつきが変わる
- 実験は子どもが主役、AIは問いを広げる相棒
- まとめはAIに頼りすぎず、言葉は子ども自身に書かせる
AI×自由研究のコツは、ひとつだけ。
「教えてもらう」のではなく「一緒に考える」こと。 これさえ守れば、AIは親子の理科の時間をぐっと豊かにしてくれます。

